沢口靖子主演のテレビ朝日系ドラマ「科捜研の女」(木曜午後8時)の22日第1話の平均視聴率が10・7%(関東地区)だったことが23日、ビデオリサーチの調べで分かった。

京都府警科学捜査研究所、通称・科捜研の法医研究員・榊マリコが専門技術を武器に事件の真相解明に挑む姿を描く人気シリーズ。20シーズン目に突入し、現行連ドラとして最多シリーズ記録を更新した。

「10年前に人を殺しました」と、京都府警に地味な雰囲気の女が自首してくる。土門薫(内藤剛志)らが事情を聴いたところ、その女、星名瑠璃(大久保佳代子)は10年前、非常勤講師として勤めていた女子高の生徒・河合範子を山岳部の登山練習中に滑落死させてしまったと話す。

当時反抗的だった範子を思わず平手打ちしてしまったことがきっかけだったといい、瑠璃は体罰を校長に告発すると脅す範子を制止したい一心で追いかけたところ、滑落死させてしまったと告白。なぜ今になって自首したのかについては、教師としての道も開けずパッとしない毎日を送るうち、人生を諦観して出頭したと打ち明ける。

彼女の供述を裏付けるため、榊マリコら科捜研メンバーは、10年前の鑑識試料を鑑定。被害者の腕時計に、犯人のものらしき血液が付着していたことを突き止める。