90年代に日本テレビで放送された伝説的バラエティー番組「進め!電波少年」が、来年1月からWOWOWで「電波少年W」として復活することが5日、分かった。都内で行われた同局の定例会見で発表された。

WOWOW30周年の目玉企画の1つ。「テレビの記憶」をテーマに、視聴者に「うろ覚えのテレビの記憶」や「もう1度見たいシーン」などを募り、あきらめない電波少年スピリットで映像を掘り起こすという。放送枠などの詳細は未定。

電波少年シリーズの放送当時、「Tプロデューサー」「T部長」として人気を集めた総合演出の土屋敏男氏は、「WOWOWならば、日本中のテレビ局と等距離にあるからこそそれができる! いやWOWOWにしかできない! そしてそんな番組は今までにない! 今までにない番組こそ『電波少年』である!」と意気込みをコメント。「昔みたいなヤンチャなことはやらないのか? それは、電波少年ですからね。やっちゃうんじゃないでしょうか」と話している。

田中晃社長は「あのT部長が作るのですから、楽しみであり、心配でもある」と期待。「コンテンツを通した、参加、体験、応援など、制作者とお客さまがつながってのコミュニティー作りを目指す」とした。

「電波少年」は、90年代に日本テレビで放送。松本明子、松村邦洋がMCを務め、「アポなし取材」や、有吉弘行(猿岩石)を輩出した「ユーラシア大陸横断ヒッチハイク」など、数々の斬新な企画で人気を集めた。