俳優中川大志(22)が10日、大阪市港区の水族館「海遊館」で行われたアニメ映画「ジョゼと虎と魚たち」(タムラコータロー監督、25日公開)のヒット祈願イベントにリモートで出席し、漫才コンビ「見取り図」と“トリオ漫才”を披露した。

田辺聖子氏の同名小説が原作。03年の実写化に続き、今回は初のアニメ映画化された。車椅子の少女・ジョゼが坂道から転げ落ちそうになったところ、海洋生物学を専攻する大学生・恒夫に助けられる。そこから始まる2人の交流を描く。ジョゼは清原果耶、恒夫の声優を中川が務める。

当初、中川は劇中にも登場する海遊館でのイベントに参加予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大により、大阪府の独自基準「大阪モデル」の非常事態を示す「赤信号」が点灯したため、来阪を取りやめた。

イベント会場には恒夫のアルバイト先の店長の声優を務めた盛山晋太郎(34)、駅員役の声優を務めたリリー(36)がスタンバイした。

海遊館デートに出かけた盛山とリリーの前に、リモート用の等身大の液晶パネルを水槽に見立て、中川が海遊館の人気者たちに扮(ふん)するボケを担当。ペンギン、サメ、ジンベエザメになりきって登場すると、盛山が「全部一緒やないか!」と突っ込みを入れた。中川は盛山を指さして「あ、ロン毛のオコゼだよ!」と突っ込み返すと、場内は爆笑に包まれた。

“初対面”にもかかわらず、息ぴったりの漫才を披露した。リリーは「来年のM-1は大志君と3人で!」とラブコール。最後は、20日のM-1グランプリ決勝進出を決めている見取り図に中川が「決勝がんばってください! 応援してます!」とエールを送った。