NHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜、午前8時)の25日に放送された第20話の平均視聴率が18・6%(関東地区)だったことが28日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は初回の18・8%。 

上方女優の浪花千栄子をモデルに描くドラマ。主人公の竹井千代役を杉咲花が演じる。オープニングの映像では杉咲と、千代の幼少期を演じる子役、毎田暖乃(のの)らが登場し、横に並んでいる演出がされている。シンガー・ソングライター秦基博が主題歌を担当し、書きおろしの新曲「泣き笑いのエピソード」で盛り上げる。

あらすじは、天海一座の千秋楽当日、千之助(星田英利)が突然失踪。さらに公演直前に女形がぎっくり腰で動けず、大ピンチの一平。急きょ千代を代役として舞台に上げることで何とかしのぐ。千代の初舞台は緊張の連続だったが、図らずも千代の心の奥底からあふれ出した感情と言葉が、客や一平の心を動かすことに。それもつかの間、借金取りの迎えの時間が近づいていた。岡安の人々への千代の最後のお願い事は意外なものだった。みんなとご飯を一緒に食べたいというものだった。

そして、借金取りがやって来ると、岡安の人々が千代を逃がすことに協力する。船着き場では女将シズ(篠原涼子)が待っていた。シズは千代に「これからは自分のために生きていい。幸せになりなさい」と語る。借金取りにはある程度のお金を手渡す。道頓堀の人々が街を守るためにお金を集めたのだった。千代は道頓堀の人々にも愛されていた。千代は船に乗り、道頓堀を後にする。