第33回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞(日刊スポーツ新聞社主催、石原プロモーション協賛)が決定した。

作品賞は「罪の声」(土井裕泰監督)、監督賞は黒沢清監督(「スパイの妻」)、主演男優賞は小栗旬(38)、主演女優賞は長澤まさみ(33)、助演男優賞は妻夫木聡(40)、助演女優賞は渡辺真起子(52)、新人賞は服部樹咲(14)、外国作品賞には「はちどり」(キム・ボラ監督)が選出された。石原裕次郎賞は「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」(外崎春雄監督)、石原裕次郎新人賞は岡田健史(21)が受賞した。石原裕次郎賞には300万円、石原裕次郎新人賞には100万円が贈られる。また、今年8月に亡くなった渡哲也さんに特別賞が贈られた。

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日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞の表彰式で受賞者に贈られる盾には、故黒沢明監督が描いた絵コンテがレリーフ(浮き彫り)として使われている。90年「夢」のために描いた「FLYING」と題した絵コンテ。主人公の「私」が、天使に手を取られて飛翔(ひしょう)する構図だ。95年の第8回から、この盾が贈られている。