演歌歌手川中美幸(65)が21日、神奈川県内の介護施設29カ所に向けて生配信ライブを行った。川中にとっては初の配信イベント。

ミリオンヒット曲「二輪草」「ふたり酒」や、事前に入所者から募集したリクエスト曲「青い山脈」「真赤な太陽」など7曲を歌唱。29カ所のうち5カ所とは双方向でもやりとりをした。

約700人の入所者や職員に対し、川中は「母や義母の介護を経験してから、以前は介護施設へ慰問を行っていました。19年には7、8カ所は慰問に行ったでしょうか。それが昨年からまったくできなくなって、とても歯がゆい思いをしていました。今回お声をかけていただいて、参加できたことをとてもうれしく思います」と初の配信イベントへの感謝の思いを吐露。

「また、一方的に配信するのではなく、画面を通して入所者の方々の顔を見たりお話をしたり、チャットを拝見できてつながっている、ということをとても実感できました。とにかく私も歌いたくてしょうがなかったので、私の歌で笑顔になってくれた様子を見て、こちらが元気をもらいました。今年はデビュー45周年という節目。2月3日に記念曲『恋情歌』を出しますが、こういう世の中で不安ばかりが募っていましたが、この配信コンサートに参加して、いい45周年のスタートがきれたと思います」と笑顔でコメントした。