女優広瀬すず(22)と嵐の櫻井翔(39)が、4月スタートの日本テレビ系連続ドラマ「ネメシス」(日曜午後10時30分)でダブル主演をすることが21日、分かった。広瀬は19年NHK連続テレビ小説「なつぞら」以来、櫻井は嵐活動休止後初となる連続ドラマ出演となる。

同作は、櫻井演じるポンコツ探偵・風真尚希と広瀬演じる天才すぎる助手・美神アンナの凸凹バディが、超難解な事件を次々と解決していくミステリー。

広瀬は脚本を読み「とにかくテンポ感が面白かったです。笑えるとこも多いのに繊細で、ネメシスという家族のようなチームの温かさもあり、ここが居場所になるんだなぁとすぐに思える本でした」と振り返った。役を演じるに当たり「自分の中に軸はあり、でもそれを感じてるのは私だけでいいかなと思いながら、自由人なアンナを、楽しみながら見てもらえたらうれしいです。意外とまだ18歳(アンナの年齢)という、不意に出る素直な隠しきれない思いも大切にしたいです!」と意気込んだ。

櫻井は、広瀬とは18年の映画「ラプラスの魔女」、同年「第69回NHK紅白歌合戦」司会に続き3度目のタッグ。広瀬を「一緒にいる誰をも笑顔にしてしまう魅力の持ち主ですが、お芝居のスイッチが入ると、圧巻の一言です」と絶賛。「個性と個性のぶつかり合い。濃厚なセッションをしているかのような現場。1日も早くご覧頂きたいとの想いを抱きながら、1日1日を丁寧に作り上げています。沢山の人に愛される“風真”を作れたら。日曜日の夜、ワクワクして目がさえてしまうような作品を造れたら」と誓った。

総監督の入江悠氏は、広瀬と櫻井について「互いに目指すものが通じ合う瞬間が撮影現場で多々あり、それぞれのキャラクターが早い段階で見えてきました。凸凹感をブレンドした感じが絶妙なんです!」と手応えを感じている様子。

北島直明プロデューサーは広瀬について「『ちはやふる』にご出演頂いたときから、“無敵”な印象を持っていましたが、その後も、映画にドラマに舞台にと、八面六臂(ろっぴ)の活躍をされ、どんどん光り輝く女優になられました。『美神アンナ』という“無敵な女性”を演じて頂けるのは、広瀬すずさんしかいない、と思い、出演オファーをさせて頂きました」と明かした。

櫻井については「絶対に一緒に仕事がしたい、と熱望していた方でした。これは、僕の夢でした」といい、「“人間らしさ”を表現出来る素晴らしい役者です。『風真尚希』は、とても人間臭くて、人のために頑張れる人です。そして、一生懸命になり過ぎて、空回ってしまう、そんな愛らしい人です。そういう人を演じる事が出来るのは櫻井さんしかいない、と企画を立てた時から思っていました」と熱い思いを語った。