東京映画記者会(日刊スポーツなど在京スポーツ紙7社の映画担当記者で構成)が主催する第63回ブルーリボン賞が、23日までに決まった。主演女優賞の長澤まさみ(33)は「MOTHER マザー」(大森立嗣監督)「コンフィデンスマンJP-プリンセス編-」(田中亮監督)での演技が評価され、史上初の2年連続主演女優賞の快挙を達成した。

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昨年「記憶にございません!」で主演男優賞を受賞し、今年の授賞式の司会が決まっていた中井貴一(59)は、授賞式開催が見送りとなりコメントを寄せた。

「昨年、授賞式の後、ますます雲行きが怪しくなり、コロナ一色の世の中となってしまいました。今年は司会を仰せつかり楽しみにしていたのですが、満面の笑みで、残念です(笑)」

そして、主演女優賞初の2年連続受賞で、来年の司会が決まった長澤へ「長澤さん、2年連続おめでとうございます。来年の司会頑張ってくださいね」とエールを送った。

◆ブルーリボン賞 1950年(昭25)創設。「青空のもとで取材した記者が選出する賞」が名前の由来。当初は一般紙が主催していたが61年に脱退し、67~74年の中断を経て、東京映画記者会主催で75年に再開。ペンが記者の象徴であることから、副賞はモンブランの万年筆。主演男、女優賞受賞者が、翌年の授賞式で司会を務めるのが恒例。

※第63回ブルーリボン賞授賞式は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、開催を見送ります。