NHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜、午前8時)の25日に放送された第59話の平均視聴率が17・5%(関東地区)だったことが26日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は初回の18・8%。

上方女優の浪花千栄子をモデルに描くドラマ。主人公の竹井千代役を杉咲花が演じる。シンガー・ソングライター秦基博が主題歌を担当し、書きおろしの新曲「泣き笑いのエピソード」で盛り上げる。

あらすじは、弟のヨシヲ(倉悠貴)の素性とともに、脅迫電話の一件にもヨシヲが深く関係していることを知った千代。一平(成田凌)は、座長として鶴亀家庭劇を守るために、大山社長に相談しようと決意する。しかし千代は、ヨシヲには性根を変えるよう自分が説得するから待ってほしいと一平に懇願する。そんなことがあった翌朝。何も知らないシズ(篠原涼子)たちは、ヨシヲと一緒に岡安に住んだらいいとほほ笑む。こらえきれない千代。

一方、ヨシヲの一味は鶴亀をつぶそうともくろんでいた。千代と一平はやめるよう説得するが、聞き入れる耳を持たない。あらためてヨシヲの元を訪れた一平は、千代が昔から「ヨシヲのためなら死ねる」と弟を1番に思っていたことを告げる。ヨシヲの心は揺れるが、ついに劇場に火をつけようとする。そこに千代らが現れる。