今クール好調なTBS系連続ドラマ「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」(火曜午後10時)が3月2日に第8話を迎える。物語は佳境だ。

同作はファッション雑誌編集部が舞台。上白石萌音(23)演じる安定志向の平凡な新入社員・奈未が、菜々緒(32)演じるストイックな鬼上司・麗子との関わり合いから、人として変化していく様子が見どころの1つだ。

1月に主演の上白石のインタビュー記事を掲載するに当たって、菜々緒にも話を聞く機会に恵まれた。上白石へのコメントをもらうためだった。通常、書面でコメントをもらうことが多いが、わざわざ時間を取ってもらった。

紙面にも掲載したが、菜々緒は上白石について「ドラマでのキャラクターとしてもご本人としても(自身と)真逆なタイプなんだなってお互いに思っている」といい「でも真逆だからこそ、刺激し会えて、勉強させられます」と語った。

そして上白石の現場での振る舞いについて「お芝居する時はいい緊張感をもって、オフになったときには、なるべくいろんな人に声をかけて回っている印象があります」と明かし「私は結構『話しかけていいかな』って頭で考えて気を使っちゃったりしがちだったので、いろんな人に声をかけてコミュニケーションとるっていうのがすごく大事なんだなって学ばさせていただいた」と話した。

近寄りがたいイメージを持たれがちな自身にも積極的に話しかけてくれることをとても喜び、「この現場からみなさんと会話するようになった。コミュニケーションはかってみようって思ったりとか」と上白石との関わりを通して生まれた自身の変化について口にした。

ドラマ内では、中心的に描かれる奈未(上白石)の変化とともに奈未に接するなかでの、麗子(菜々緒)の心持ちの変化もこまやかに表現されている。どうやら菜々緒は、現実世界でも上白石から大きな刺激を受けているようだ。

現場での振る舞いを菜々緒から絶賛されていた旨を上白石に伝えると「番宣とかに行くと、『あ、私主演なんだ。しっかりしなきゃ』ってなるけど、現場では支えてもらってばかりです。自分から盛り上げるのとかはあまり得意ではないので。たぶんゲラなので、笑い声を響かせることしかできないです」と謙遜していた。

菜々緒は最後に「常に萌音ちゃんをチェックというか観察させていただいています」とちゃめっ気たっぷりな発言で笑わせてくれたが、2人はドラマでも現実でもすてきな関係性を築いている気がした。