お笑いコンビ、ラランドが4日、都内で、「事務所設立&会社方針記者発表会」を行い、事務所名が「レモンジャム」になることを発表した。

これまで、ボケのサーヤ(25)とツッコミのニシダ(26)、マネジャーの橋本拓哉氏(マネたく)を含め、3人の「ラランドチーム」として大手芸能事務所に入らずにフリーで活動してきた。

この日の会見で、個人事務所を立ち上げることを発表し、事務所名についてサーヤは「レモンジャム」と明かした。社長はサーヤ、副社長はマネたくが務め、ニシダは正社員として雇用される。

ニシダは「大学を2回中退したんですけど、正社員になれるということでうれしく思います」と笑顔。給与体系などについては知らされていないといい「本当に夢にまで見た正社員。春闘やストライキを辞さない。相方ではなく雇用者と雇用主という関係」とサーヤの方をみて話し、笑わせた。この日、ニシダは「整理収納アドバイザー2級」に合格したことを明かし、副業にも意欲をみせた。

サーヤは遅刻、寝坊癖のあるニシダについて「とにかく現場にさえ来てくれればいいかな。現れないことがどれだけ恐怖か。社会人としての自覚を持って欲しい」と注文をつけた。ニシダは遅刻すると、減給処分が下るという。

ニシダの給与について「本人から給与を上げてくれと言う申し出がありましたら、いいクリティカルなツッコミが出来たので上げてくれということなら考えたい」と給与アップの相談には応じる構えを見せた。

芸能事務所に所属せずにいきなり新たな個人事務所を立ち上げるという新たな芸人の形にニシダは「予想にもなかったような人生の運び方をしている」と驚きつつ「今までと変わらず頑張っていきたい。ただ会社をつくったと言うことで、いろんなものが経費で落ちると聞いている。今、全ての領主書をとっている。いろいろ経費で落としたいと思います」と笑わせた。

2人は14年に上智大のお笑いサークルで出会いコンビを結成。学生時代に学生お笑いの最高峰「お笑いサークル団体戦『NOROSHI2018』」で優勝するなど実績を積んだ。大学卒業後、サーヤは広告代理店に就職し、現在も社会人として働きながら、お笑いを続けている。