今月末でNHKを退職する近江友里恵アナ(32)が5日、MCを務める朝の情報番組「あさイチ」(月~金曜午前8時15分)を卒業した。6日から有給休暇の消化に入るため、この日が最後の出演となった。

近江アナは番組のラストで「3年間番組担当させていただき、みていただきありがとうございました」とあいさつ。個人的なことと前置きしながら4月以降は「街づくりの仕事に関わることになりました。もともと、建物を見るのが大好きで、ブラタモリで全国の街並みを見た経験や、防災、減災の報道に携わったこと、あさイチで生活の知恵を学んだことを生かして、いい街をつくって、恩返ししたい」と話した。

番組では冒頭から近江アナの卒業モード。博多大吉が「ご存じの通り、近江アナウンサーの出演はきょうが最後です」と紹介すると、近江アナは「きょうはスタッフが朝から泣かせにかかってるんですけど。朝ドラまで」と目を潤ませていた。

4月以降は新たなことに挑戦するという。同番組では「私の中に挑戦してみたいことができまして、新しく勉強してみたいことができました」とアナウンサー以外の仕事に望む意向を示していた。一部ではフリーアナウンサーへの転身が臆測でささやかれていたが、それも家庭に入ることとともにきっぱりと否定していた。

来週からは同番組でリポーターを務める、森田洋平アナ、松岡忠幸アナ、保里小百合アナらが代打MCを務めることが1日、分かった。

3月29日の新年度からは、鈴木奈穂子アナ(39)が新MCに就任する。