声優鬼頭明里が6日、文化放送のインターネットラジオ「超! A&G+」の特別番組「文化放送 超! A&G+スペシャル 第十五回声優アワード授賞者発表SP」で発表された“声優界のアカデミー賞”第15回声優アワードで助演女優賞を受賞した。

鬼頭は授賞式の席上で演じたアニメ「鬼滅の刃」で演じた禰豆子(ねずこ)について聞かれ「私の人生を180度変えてくれた子。周りの目を変えてくれた。演じたことのない、しゃべらないでうなり声で表現する子、表現の幅を広げた意味で変えてくれた子」と評した。

禰豆子は主人公竈門炭治郎(かまど・たんじろう、声=花江夏樹)の妹で鬼と化しており、竹をかんでおり、セリフではなくうなり声が中心の演技となる。鬼頭は、竹をかんでいる禰豆子を演じる上での工夫について聞かれ「最初の方は、指をかんでみたり試行錯誤した」と振り返った…その上で「漫画のキャラクターなので、絵で見ると、そこまで奥までは竹をかんでいないと感じ、リアルとディフォルム絵の合間を探り、結局、指はかまなくなった」と笑顔で語った。そして「台本を見ても『う~』みたいな、アバウトなことしか書いていない。任せていただいて、必要かな、こんな感じかなという感じでやらせていただいています」とアフレコの詳細を明かした。

司会の長谷川太アナウンサーから「禰豆子ちゃんに声をかけるなら何と報告しますか?」と聞かれると「禰豆子がいなかったら賞も、もらえていたかわからない。『これからも一緒に歩んでいければと思っているよ』です」と笑顔で語った。