ジェンダー平等をテーマにした短編映画「アンコン」(天野裕充監督)が3月末から先行配信される。

女性のエンパワーメントとジェンダー平等を推進しているHAPPY WOMAN実行委員会と、映画会社GUMが製作。「アンコンシャス・バイアス=無意識の偏見」を男女双方の目線で描いた。

主人公の共働き夫婦の妻、藤村ゆきを演じたのは雛形あきこ(43)。そして夫の藤村ひろと役は、雛形の実の夫でもある天野浩成(42)が演じた。夫婦役で映画に出演するのは初めて。

互いに不満がたまっている共働きの夫婦が、コロナ禍でともにテレワークになったことをきっかけに、夫は妻の家事負担の大きさに気付き、妻は夫が家族のために必死に働いていることを理解する。役割をただ分担するだけでなく、互いの想いを共有し伝えることが大事だということに気付き、夫婦は成長、アンコンシャス・バイアスが薄まっていく、という内容だ。

雛形は「昨年から生活が一変した。と言うセリフが今誰にでも当てはまります。正直、こんなに長い時間家族や大切な人と一緒に過ごしたことは無かったのではないでしょうか。だから、想像もしていなかったはずです。一緒にいる事で、自分でも気がつかない我慢。相手を思いながらも、すれ違ってしまうストレス。突然の変化に大切な人と一緒に乗り越えられるよう、そのきっかけに少しでもなれたらうれしいと思います」とコメント。また、天野も「近くにいるだけにすれ違ってしまう。そのためにどうしたら良いか。その様な作品です。ぜひ男女問わずすべてのの方々に観て頂けたら、そして夫婦でもみて頂けたらより一層うれしく思います」と話している。

作品は3月末、HAPPY WOMANの公式サイトhttps://happywoman.online/で先行配信される。