17日に児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)の疑いで逮捕された、元人気YouTuber「ワタナベマホト」こと職業不詳・渡辺摩萌峡容疑者(28)が18日、身柄のある警視庁東京湾岸署から送検された。午前11時50分ごろ、約30人の報道陣が集まる中、灰色のスエットを着た渡辺容疑者を乗せたシルバーのワンボックスカーが東京地検に向かった。3列シートの最後部席中央に座り、表情をうかがうことはできなかった。

逮捕容疑は昨年11月16日、当時15歳の高校生が18歳未満であると知りながら、スマートフォンで裸の写真を撮らせて送信させた疑い。警視庁は、余罪も含め詳しい状況を調べている。

   ◇   ◇   ◇

川崎つばさ法律事務所の川畑さやか弁護士 児童買春・ポルノ禁止法は、年々厳罰化の傾向にあります。今回は計30~40枚の写真を送らせたり、「50枚送れば会える」などと伝えていたとされ、事実なら手口が悪質といえます。手口が悪質な場合、被害者との示談が成立した場合でも、不起訴にならずに略式起訴・罰金刑の可能性があります。示談が成立しない場合は、公判請求の可能性も十分にあります。初犯であれば、執行猶予付きの懲役刑の可能性が高く、前科によっては、執行猶予がつかない可能性もあります。