米歌手ジェニファー・ロペス(51)やロックバンド、フー・ファイターズらが出演して、新型コロナウイルスワクチン接種を支援するための寄付金集めを目的とするオンラインコンサートが来月8日に開催されることが明らかになった。

主催団体グローバル・シチズンが発表したもので、セレーナ・ゴメス(28)が司会を務め、H.E.R(ハー)、ロックバンド、パール・ジャムのエディ・ヴェダーらも出演予定だという。慈善家や企業などに最前線で働く医療従事者たちがワクチンを受けられるよう寄付を呼びかけ、ワクチン接種を加速することも目指している。

まだワクチン接種を受けていない世界各国の2700万人に上る医療従事者が今後数カ月以内に接種できるよう世界の指導者に呼びかけると共に、ワクチン備蓄を始めている裕福な国に対して余剰分のワクチン寄付などを訴える機会にもなると主催者は指摘している。コンサートはNFLロサンゼルス・ラムズとチャージャーズの本拠地SoFiスタジアムで収録され、米ABCとCBSテレビで放送されるほか、YouTubeなどでも配信されるという。

司会を務めるゴメスは、「世界中の人たちが自分が接種できる番になったらワクチンを接種することを推奨し、世界のリーダーたちに公平なワクチン分配を呼び掛けると同時に、昨年は無理だと感じられていた方法で音楽を楽しむ夜に人々が集まる歴史的な瞬間になります。その一端を担うことを心待ちにしています」とコメントしている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)