KinKi Kids堂本光一(42)のゲーム愛は本物だった。4月24日、都内で、6年ぶり5作目のソロアルバム「PLAYFUL」(6月2日発売)のリリース記念会見に出席。収録楽曲や特典映像で初コラボレーションするスクウェア・エニックスが手掛ける人気ゲーム「ファイナルファンタジー(FF)」への愛を語った。

「FF」シリーズの大ファン。初めてプレーしたのは90年発売の「FF3」だという。中でも特にハマっていたのが「ファイナルファンタジーXI」(02年発売)。7年にわたってやり込み、総プレー時間(ログイン日数ではない)が900日を超えるという。「多分俺、“ドM”なんで。『この装備とるために何時間、いや何年かけんねん!』っていう世界なんですよ」と笑顔で振り返った。

もともと堂本のゲーム好きはファンの間でも知られており、スクウェア・エニックスとのコラボが発表された直後にも、「ついに来た!」などと話題となっていた。日刊スポーツなどの取材に応じた堂本は、ゲームについての細かい質問を受けても嫌な顔一つせず、「むしろ、そういう質問のほうがこちらとしても答えやすいです!」とウエルカムだった。

同作は大規模オンラインゲームを一般層にも普及させた代表的作品の1つ。インターネット上の仮想空間で、プレーヤーがモンスターと戦ったり、チャットなどで会話して協力したりする。堂本は「2時間くらい人が集まらなかったりするんですけど、その原始的な感じも好きでした。『うわっ、リーダーか~緊張するな~』とか、『うわっ、海外の人来た、どうやって対応しよう!』とか。そういう感じが楽しかったですね」と明かした。

さらに「マニアックな話になっちゃうんですけど…」と前置きした上で、「ノートリアスモンスターっていうのがいて。1週間に1回しか湧かなかったりするんですよ」と喜々として話しだした。「いつ倒されたのか把握するために、チャットのログを全開放したまま、放置して、仕事に行くんですよ。そうすると『何時何分に倒されたよ』っていうログが残ってるんで、何日後の何時から抽選が始まって、いつ頃に湧くのかは、大体ちょっと計算がつくんですよね。そこまでしていました」。早口で一気にしゃべり切った。

今は「FF〓(ローマ数字大文字の11)」をプレーしてはいないが、解約もせず、月々の料金を支払い続けているという。同席したスクウェア・エニックスの野末武志氏に向けて、「すみません、最近はスクエニさんじゃないゲームもやっていまして…」と申し訳なさそうに告白しつつ、「なるべく手を出さないようにしているんですよ。また“廃人”になっちゃうので…」と笑った。

「でもたとえば、PS5とかで、今後『ファイナルファンタジー』とか、いろんなのが出てきちゃったら、やばいですよね。ゲームファンとしてはね。そこは期待したいですね。(野末氏は)今は何も言えないでしょうけど…」

興奮気味に話す姿は、純粋にゲームを愛するプレーヤーそのものだった。【横山慧】