次期衆院選広島3区で「NHK受信料を支払わない方法を教える党(NHK党)」から立候補することを表明している5人組ビジュアル系バンド、ジャックケイパーのYG(やじ=矢島秀平氏、28)が2日、公式YouTubeチャンネルで「日本領第七鉱区で、1800兆円の石油採掘を目指す」とする政策を明らかにした。

同鉱区は韓国・済州島の南から九州の西側を通り、沖縄海溝の手前まで続く。鉱区のある大陸棚全体で石油、天然ガスの埋蔵量は約175兆~210兆立方フィートと推定されている。これはサウジアラビアの約10倍で、その価値は約1800兆円とも言われている。

1978年(昭53)に発効した「日韓大陸棚共同開発協定」における共同開発の期限は50年間とされ、その条件でいくと2028年に失効する。それ以降は、日本の排他的経済水域(EEZ)に編入されると見る向きもある。今回のYGの発言は、その背景を見据えた独自開発プランとみられる。

YGは「1800兆円あれば、国の借金をきれいにし、個人にも給付金として配ることができる。国が潤えば、少子高齢化や子育ての問題を解決でき、若者に夢を与えられる」と語った。