NHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜、午前8時)の7日に放送された第110話の平均視聴率が17・0%(関東地区)だったことが10日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は65話の18・9%。

上方女優の浪花千栄子をモデルに描くドラマ。主人公の竹井千代役を杉咲花が演じる。シンガー・ソングライター秦基博が主題歌を担当し、書きおろしの新曲「泣き笑いのエピソード」で盛り上げる。

あらすじは、「お父さんはお人好し」の1時間特別版の放送当日。放送開始30分前にようやく最終原稿が届く。入院していた脚本家の長澤(生瀬勝久)自らが持ってきたのだった。長澤をねぎらう千代と当郎(塚地武雅)だったが、すぐに放送準備に入るのだった。この日の物語は、戦争で大陸に渡った夫と終戦後も音信不通だった次女・乙子に、医者との縁談が持ち上がるというものだった。しかし乙子はそれを断り、夫は戦地から帰ってくる。特別版の放送は大成功となった。

栗子(宮澤エマ)は春子(毎田暖乃)とこの放送を聴いた。それからしばらくして、栗子はこの世を去る。そして千代は残された春子に「養子にしたい。春子のお母さんになりたい」と話し、春子も「ええで」と答える。