みなみらんぼう(76)が22日、東京・丸の内TOEIで行われた吉永小百合(76)の主演映画「いのちの停車場」(成島出監督)公開記念舞台あいさつ中に「体調がおかしい」と口にして一時、降壇した。

みなみは、吉永演じる主人公の医師・白石咲和子が勤める、まほろば診療所のスタッフが集う憩いの場「BAR STATION」のマスター柳瀬尚也を演じた。登壇後「(柳瀬は)世界中を旅し、金沢でバーをやります。バーは包(パオ)遊牧民の家を模しています。とてもいい出来で(撮影が)終わると、サッと、あっという間に壊されてしまった。ゆっくり、一杯飲みたかった」などと、役どころについて語った。

その最中、みなみは何度かせき払いを繰り返し、のどを気にしだした。途中で司会がスタッフに水を求め、吉永自らが水を取りに向かう一幕も。スタッフが水を持参し、飲んだみなみだったが「体調がおかしい」と言い、吉永とスタッフが介抱し、歩いて舞台を後にした。

関係者によると、みなみは血圧が下がり、気分が悪くなってしまったという。その後、フォトセッション時には再び登壇し、写真撮影に応じた。この日、壇上には原作者で現役の内科医の南杏子氏も登壇しており、南氏がみなみの容体をチェックした結果、軽い貧血とみられるという。みなみは舞台あいさつ後は回復し、丸の内TOEIを後にしたという。