歌舞伎俳優片岡千之助(21)が新型コロナウイルスに感染したことが29日、分かった。松竹が発表した。

千之助は歌舞伎座「六月大歌舞伎」(6月3~28日、休演7日、17日)の第二部「桜姫東文章 下の巻」に出演予定だったが、同興行に向けた定期的なPCR検査の結果、陽性が確認されたという。

千之助は保健所の指導、松竹のガイドラインにもとづき当面の間、「桜姫東文章 下の巻」の吉田松若役を休演。一部演出を変更して上演するという。

千之助は現在、無症状で、今後も健康状態の経過観察をし、保健所の判断に従い対応していくという。今後の活動予定はあらためて報告する。「桜姫東文章 下の巻」や歌舞伎座の舞台関係者にはこれまで、濃厚接触者に該当する人はいないという。