フリーアナウンサー宇垣美里(30)が7月期のフジテレビ系ドラマ「彼女はキレイだった」(火曜午後9時)に出演することが4日、分かった。初めての連ドラへのレギュラー出演で、本格的に女優デビューとなる。「違う人生を生きられるのはとても楽しい」と話している。

同ドラマは、Sexy Zone中島健人(27)と小芝風花(24)がダブル主演するラブストーリー。宇垣は、物語の舞台となるファッション誌「ザ・モスト」編集部で美容を専門にするビューティー・エディター、須田絵里花として登場する。独特の世界観を持ち、「働くのは給料のため」と割り切る現代っ子で「何となく、『絵里花さま』という気持ちでやっています」と笑みを浮かべる。雑誌のモデルを務めることも多く、美容編集者は身近な存在。出演が決まってからは「ビューティー担当の編集者さんをなめ回すように見ています」と明かす。“コスメオタク”を自認するだけに、はまり役と言えそうだ。

局アナ時代も単発でドラマを経験したが、独立後は初出演。オファーを「うれしい気持ちと、大丈夫かなと心配する気持ちがありました」と振り返る。出演ラジオでは映画、小説、漫画、アニメなどエンターテインメントへの愛を語り、俳優へのリスペクトも深い。「尊敬する職業だったので、今それをしているのが不思議な気持ち。できる限りのことをして、皆さんの足を引っ張らないように頑張らなきゃと思ってます」。

先月末にクランクイン。演じることは「すごく楽しい」と手応えを語る。ドラマの中では役として自然に存在することが理想だ。「まずはドラマを楽しんでいただけたらと。その中で、よく見たら宇垣さんだったというくらいが一番いいのかなと、私は思います」とほほ笑んだ。【遠藤尚子】

◆宇垣美里(うがき・みさと)1991年(平3)4月16日、兵庫県生まれ。同志社大卒業後、14年にTBS入社。19年3月にフリーに転じ、TBSラジオ「アフター6ジャンクション」にレギュラー出演。モデルのほか、執筆連載も多数。162センチ、血液型O。