タレントでエッセイストの阿川佐和子(67)がラジオ初の冠番組でパーソナリティーを務める。文化放送は20日、阿川とタレントふかわりょう(46)のコンビで新ワイド番組「阿川佐和子&ふかわりょう 日曜のほとり」(10月3日初回、日曜午前10時~正午)を10月期の改編でスタートすることを発表した。

番組は「音楽を“聴き”“語り”“楽しむ”」をテーマに、日曜午前を音楽とトークで明るく彩る。同時間帯はライバル局でもあるTBSラジオで高い聴取率を維持する「安住紳一郎の日曜天国」(日曜午前10時~正午)が放送されており、同局の改編に変更がなければ、「ラジオのサワコ」VS「安住アナ」のガチンコ対決となる。

阿川は文化放送の人気番組「大竹まこと ゴールデンラジオ!」(月~金曜午後1時~同3時)の月曜パートナーを07年5月から15年3月まで担当。同局で生放送のレギュラー番組に出演するのは6年ぶりとなる。文化放送は6年ぶりに浜松町のスタジオに帰ってくる安定感抜群の大ベテランの「聴かせる力」に託した。

ふかわは「ロケットマン」名義でDJとしても活動。音楽に造詣の深い2人の熱い音楽談議にも注目だ。阿川とふかわがタッグを組んでパーソナリティーを務めるのは今回が初めて。

阿川は「大竹まことさんのゴールデンラジオ以来、久々の文化放送。しかもお相手は、まださほど深い知り合いではないふかわさん。なんのエビデンスもないけれど、きっと気が合いそうな予感がしております」と新しく“相方”となるふかわとの化学反応に期待を寄せた。「音楽とふかわさんと騒がしいアガワが、皆さんの日曜日をウキウキさせられますように」とコメントを寄せた。

ふかわも「花鳥風月。自然や季節に寄り添い、優しい音と言葉が集う、日曜のほとり。リスナーの皆さんにとって、居心地のいい場所になることを願っています」とコメントした。