女優吉柳咲良(17)が21日、都内で、主演ミュージカル「ピーターパン」(7月22~8月1日・東京・めぐろパーシモンホール)の公開ゲネプロを行った。

1981年に新宿コマ劇場に榊原郁恵のピーターパンが舞い降りて以来、日本公演40周年の記念の年を迎えた。演出は、森新太郎氏が担当する。

初日を翌日に控え、吉柳は「待ちに待った初日。ワクワクしている。緊張はしていますけどすごく楽しみです」。4度目の主演だが、「0からという気持ちで、1年目より緊張した状態で稽古に臨めた。新しくなったという気持ち。初心に帰った気持ちでやろうと」と新たな思いで取り組んでいる。「(客が)『ピーターパンがいた』って思ってくれれば。吉柳ではないです、ピーターパンを見せたいと思います」と力強く宣言した。

演出の森氏から「4度目ですけど、全然違うピーターパン。ここまで能天気なピーターパン初めて。やってほしいピーターパンを彼女が見事に作り上げてくれた」と絶賛されると照れ笑いを浮かべた。

コロナ禍で、中止となった舞台も数多い。自身は自粛期間中に映像作品などを見返し、前向きな気持ちになったといい「エンターテインメントに助けられた。舞台に立ってお客さんを目の前にして、いろいろやってきたことをやっと見せられると思うと、舞台に立つって幸せだなって思いました」とかみしめた。

小西遼生も出席した。