落語家の立川志らく(58)が29日までにツイッターを更新し、苦痛を笑いのネタにする番組が問題視されることに疑問を呈した。

志らくは、放送倫理・番組向上機構(BPO)青少年委員会が「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティー」を審議していることを受け、「痛みを伴う笑いがダメとなるとドッキリはどうなる?ヤクザに絡まれる、落とし穴、幽霊に驚かされる、全部ダメになる。そのうち芸人は人に笑われる商売だから人格否定につながるのでその存在すら否定されてしまったり」と懸念。続くツイートでも「痛みを伴うのが駄目なら格闘技はどうなるんだ?」と疑問を投げかけ、「人間は常に非日常を求める。だから格闘技が成立する。あれを路上でやれば犯罪。だからルールの中で楽しむ。笑いも同じです。殺人の映画も同じ。非日常の擬似体験」と持論を展開した。

これらのツイートは賛否を呼び、中には的外れな意見も。志らくは「ドッキリは嫌いとか好きとかそんな事、どうでもいい。笑いには色々な種類があって、エンターテインメントにも色々あって、その中で非日常の部分だけ笑いはいけないとターゲットにするのはおかしいという話。格闘技も駄目になっちゃうよ、って事です」と説明した。