国内を代表するミスコンテスト「2021ミス・ジャパン」日本大会が29日、都内のホテルで開催され、神奈川県代表のダンサー小山麻菜さん(23)がグランプリに輝いた。70カラットにも及ぶダイヤモンドがちりばめられたティアラなどが贈られた。

小山さんは「私はダンサーという、言葉を使わず表現する仕事をしています。この半年間、レッスンを受け、言葉を使って相手に伝えることをしてきたのに、質疑応答ではうまく答えることができませんでした。それでも、グランプリをいただき、これからは行動で示したいと思います」とあいさつした。

小山さんは、審査員から、政権が変わったアフガニスタンでの女性への人権問題をどう考えるかと質問され、的確に答えることができなかった。

「自分の言葉で人に伝えることをレッスンしてきたのに悔しいです。SDGsについても学び、ジェンダーの平等も考えてきたので、そのことをしゃべれなかったのが残念でした」と語った。いとこにE-girlsメンバーだった楓(25)がおり、幼少のころから一緒にダンスをしてきたという。今回、ファイナリストとして出場する際には、メークのアドバイスも受けたといい、楓には「アドバイスに忠実にしました。グランプリが取れました」と報告した。

ミスター・ジャパンには福岡県代表の自営業森大空さん(23)が選ばれた。森さんは、高校卒業後に起業し、現在は靴磨き店を経営している。「起業を応援してくれた両親や両祖父母に感謝したい」と話した。