日韓含む多国籍7人組ボーイズグループ、ENHYPEN(エンハイプン)が12日、初のフルアルバム「DIMENSION:DILEMMA」をリリースし、オンラインで会見を行った。リーダーのJUNGWON(17)NI-KI(15)が応じてくれた単独インタビューから、約2カ月半が経過したが、非常に自信がついている印象だった。

同作は、予約販売開始から約3週間で、91万枚以上の先行注文量を記録しているという。リード曲「Tamed-Dashed」は、1980年代のサウンドを連想させるギターとシンセサイザーサウンドが特徴の楽曲だ。SUNGHOON(18)は「これまで僕たちがやってきたタイトル曲より、明るい雰囲気の曲なので、初めて聞いたときは驚きました」と明かした。ダンスのポイントについて、日本人メンバーのNI-KIは「『仰ぎダンス』がポイントです。サマーという歌詞に合わせて、手で仰ぐ姿を表現してみました」と語った。

昨年11月の韓国デビューアルバムは、2カ月間で新人賞を4つ獲得。4月にリリースした2枚目のミニアルバムは、米国のビルボードメインアルバムチャート「ビルボード200」で18位にランクインするなど、世界的に人気を誇る新人グループだ。

7月に日本デビューし、日本でも各音楽配信チャートで1位を記録するなど、人気を誇っている。日本デビューの際に目標を聞いたが、JUNGWONはENGENE(ファンの通称)への感謝を述べた上で、「目標は、状況が良くなったら日本に行ってENGENEの皆さんにお会いすることが目標です。グループとしては、東京ドームでコンサートをするのが目標です」と答えた。

日本デビューや、フルアルバムの準備をしているこの短期間で、自信が芽生えたのだろうか-。今回の会見では、同じく目標を聞かれ「僕たちの曲を聞いて、ステージをご覧になった方が、『あのパフォーマンスの素晴らしいグループはだれ?』と言ってくだされば本当にうれしいと思います。これからもっと成長して、K-POPグループの中で、最も注目されるグループになれればうれしいです」と意気込んだ。

インタビューに応じてくれた際、2人は常にニコニコしていて好青年という印象が強かった。その好青年が、「K-POPグループの中で、最も注目されるグループ」と、リーダーの顔つきで、より具体的な目標を挙げたことに何より驚いた。そして近い将来、そのようになっているのでは、と感じさせる説得力すら持ち合わせていた。