新川優愛(27)が30日、東京・丸の内TOEIで行われた映画「老後の資金がありません!」(前田哲監督)初日舞台あいさつで、19年8月に一般男性と結婚した1カ月後に行われた同作の撮影で、実家に突然、結婚相手を連れてきた娘を演じたことについて「親に相談もなく、結婚します…自分は、そんなことを言う勇気はなかった」と苦笑した。

新川は劇中で、主演の天海祐希(54)演じる節約好きの主婦・後藤篤子と、松重豊(58)演じる妻に家計は任せきりの夫章の娘で、派手婚に300万かけると親にせがむ、まゆみを演じた。新川は「ちゃっかり娘をやらせていただきました。公開できることが本当にうれしくて。去年から世界中に大変なことが起こって、作品を作って届けることが出来るのは、うれしいことなんだなと」と笑みを浮かべた。映画は撮影が19年10月に行われ、公開は当初20年9月18日の予定だったが、コロナ禍で1年の延期を余儀なくされた。緊急事態宣言が解除され、映画館への客席の制限もなくなり、満員になった客席を見て、喜びを口にした。

司会のTBS小倉弘子アナウンサー(47)から、演じた役に似ているところ、もしくは似ていないところは? と質問が出た。新川「(役と)似てないです。私自身の結婚を発表させていただいたのが、その年(撮影した19年)の8月。両親に相談もなく、結婚します…自分は、そんなことを(まゆみのように)言う勇気がなく、練って練って結婚させていただいた。勢いは、すごいなと撮影していましたね」と、まゆみという役どころについて語った。その上で「(まゆみは派手婚を)譲る気はなかったんでしょうね。自由な役としてやらせていただいたんですけど、その中に、勝手な意味じゃなく、お父さんとお母さんは味方になってくれるんだろうなというのを入れつつ、演じました」とも語った。

天海は「新川さんは古風で堅実…私より堅実。不安になられたので、積み立てを増やすそうです」と、新川が作品に出演したことで、早くも老後について動き始めていると“暴露”。松重も「老後の資金のこと、考えているんだってね。ためになる映画だと話していた」と続いた。新川は「おふたりが先にクランクインしたので、おんぶに抱っこ。頼らせていただいた」と演技の際は“両親”に全幅の信頼を置いていたことを強調した。