新潟市を拠点に全国でライブ活動を行っている女性3人組のダンス&ボーカルユニット「ケミカル■リアクション」が12日、新潟LOTSでは2年ぶりになる単独ライブを開催する。

ライブのタイトルは「ただいま」■「お帰り」。同所と新潟県民会館では15年から毎年1回、単独ライブを行ってきたが、昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止。ダンサーの長谷川莉沙(26)は「私たちからLOTSに『ただいま』、お客さんには『おかえり』という気持ちを込めた」。全23曲を披露する予定で、そのうち8曲はバックバンドの生演奏と、これまでよりバージョンアップした姿を披露する。

コロナ禍の影響は大きかった。以前はウイークデーもステージがあったが、現在はほぼ週末のみ。年間200本以上こなしていたライブは昨年から半数以下に減った。その中で配信ライブ、YouTubeでの情報発信など新たな試みにも挑戦した。「ずっとライブばかりだったけど、時間ができたことで振り付けを確認したり、内容を突き詰める時間が増えた」とボーカルの成沢舞香(27)が言うようにライブができない時期を有効に使ってきた。

2年ぶりの大規模会場はたまった思い発散する場。新曲の初披露も予定している。ダンサーの曽我沙也加(29)は「毎年のように単独ライブができるのは当たり前のことじゃないんだと感じた。ファンの方が待っていて良かったと思ってもらえる1日にしたい」と意気込みを話した。

※■=上下に反対向きの矢印