紅白の舞台が「マツケンサンバ」で染まった。

今年の東京五輪・パラリンピックの開会式や閉会式開催時に、ツイッターなどSNSでは「マツケンサンバ待望論」が巻き起こった。紅白では、五輪開会式にも映像で出演した劇団ひとりがVTRで登場し、開会式の演出を“オマージュ”。松平健(68)がおなじみのきらびやかな衣装でスケートボードに乗って東京国際フォーラムに駆けつけるバーチャル映像から、リアルにステージにスケボーで登場する演出で、「マツケンサンバII」を披露した。

自らの出番を東京・渋谷のNHKのスタジオで行ったAwesome City Clubらも国際フォーラムに移動し、郷ひろみ、BiSHら出演者と一緒に踊って「オレ!」とさけんだ。司会の大泉洋や川口春奈、和久田麻由子アナウンサーもノリノリ。松平は「とても楽しかった! 皆さん一緒に踊ってくれて」と笑顔を見せた。

松平の出演は、04年以来2回目。先月19日の出場者発表会見の際、一坊寺剛CPは「マツケンサンバは、待望論がSNS界隈であって…。そんなことって、皆さん想像していなかったこと」と話した上で、今回の出演に至った経緯の中で「(SNSの影響は)でかいですね」と認めていた。

なお披露を終えると、テロップでは「東京国際フォーラムではスケートボードは禁止されています。特別な許可を得て行いました」と説明した。