NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の第61話が27日に放送された。市川実日子演じる野田一子(ベリー)がヒロインるい(深津絵里)のピンチをすくった。

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※以下ネタバレを含みます。

この日の放送では、るいとジョー(オダギリジョー)が回転焼き店「大月」を開店させた。しかし、さっぱり売れない。様子を見に来た一子は「あんたはあほか! 『回転焼き屋する』言うてた時は愉快な冗談や思うてたけど、ほんまにやってどないすんねん」とるいにお説教。るいが回転焼きの試食をすすめたが「いらん。私は日頃からお茶席でええ和菓子食べてんねん。ただ鉄板に生地流して、あんこ挟んだだけのしょうもないお菓子で喜ぶ思うてんのか」と相手にしない。それでもるいが「(喜ぶと)思ってます。うちのあんこは絶品ですから」と返すと「えらい自信やな。おもろいやないか。受けてたったる」と手に取った。

その後、るいが外出。ジョーと店に戻ると店の前に人だかりが。なんと一子が回転焼きを売っていた。客の一人が「野田さんとこの一子ちゃんが『おいしい』言うんやったら間違いあらへん」と話すと、回転焼きは次々と売れていった。

驚くるいに一子が告げる。「認めたるわ。どないな老舗のお茶菓子より一番おいしかった」。

大学を卒業しお茶の先生になった一子の口コミで、回転焼き店「大月」はピンチを脱した。

「カムカム」公式ツイッターは「一子さん、認めてくれましたよ!『大月』のあんこは絶品なんです。るいちゃん、よくがんばりました」とツイート。

視聴者も一子の「ファインプレー」をたたえた。

「ベリーナイス」

「今日もベリーちゃんのかっこよさに惚れた!」

「一子さん、タイミング良く、ほんまにいい仕事してはりますな~」

「一子さんが居てくれてほんと良き。頼もしい!!カッコいいです」

「ベ…一子さん、地元では有名なお嬢様だと改めて実感。その一子さんに認められた大月の回転焼、どんどん繁盛してほしい」

「ベリーちゃん、ホンマにカッコええなぁ。ピンチの時のベリーちゃん。大好きです」

「インフルエンサー一子!『大月』に必要なのは一子のようなご近所さんに影響力のある人ですね。そして、るいのあんこに対する自信」

「京都のインフルエンサー。ベリーちゃん…あっ!一子さん。口コミで爆売れ『大月』の回転焼き、私も食べてみたいなー」

「ベリーちゃん、いや、一子さん!頼りになるー!お茶の先生のお勧めって買いたくなりますよね!そして、着物がさりげなくイチゴ柄。このドラマ、細部まで楽しませてくれます」

「京都での一子の存在の大きさよ…なじみ以外にはちょっと厳しいお土地だもんね…ベリーgood job!!」

「あえてベリーと呼ばせて下さい。いやぁ、ベリー いい仕事するやん!ホントにありがとう!何度も助けてくれて、感謝しかないです」

「ベリーちゃん、いや、一子さん、これからも、るいちゃんとジョーを温かく見守ってくださいって、気持ちです」

「カムカム」は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。