NHK大阪放送局の定例会見が3日、同局で行われ、連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)で3代目ヒロイン・ひなたを演じる川栄李奈(26)がビデオメッセージを寄せた。

「これまで祖母の安子、そして母のるいの物語が描かれてきましたが、そのバトンがアンカーのひなたに回ってきます。ひなたは時代劇をこよなく愛する女性です。地道な努力が苦手で何をやっても三日坊主、そんなひなたが少しずつ自分が輝ける道、ひなたの道を見つけていきますので、あたたかく見守っていただければうれしいです」

川栄が演じるひなたは10日に登場予定。局長会見に出席した制作統括を務める堀之内礼二郎チーフプロデューサーによると、川栄は17歳から50代までを演じる。

川栄は昨年11月にクランクイン。堀之内チーフプロデュサーは「上白石さん(安子)はファーストランナーとして絶対にこけるわけにはいかないという思い、バトンを受けた深津さん(るい)も母親としても伴走しながら見事に走りきった。2人のすばらしいお芝居を受け、川栄さんは、アンカーとして走りきらなければいけないというプレッシャーがある。1人で演じきるとは違い、3人でやるからこそのプレッシャーをみなさん、感じていらっしゃる。3人とも物語の向かう、まなざし、気持ちはすごいものがある」と話した。

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川栄はメッセージで「この物語は3世代の物語です。祖母の安子、母るい、そしてひなたへと渡される命のバトンは今を生きるみなさんの物語でもあります。このドラマが終わったとき、みなさんが自分の命に思いをはせていただければうれしいです」と熱く語った。