NHKは1日、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜午後8時)のツイッター公式アカウントなどで第6次出演者発表を行い、九条兼実役でお笑いコンビココリコの田中直樹(50)が出演すると発表した。大河ドラマ初出演となる。

出演を受けて田中は「大河には初めて出させていただきます。セットに入り、撮影の合間のふとした瞬間に、参加させて頂けている喜びで胸がいっぱいになる時があります」とコメント。三谷幸喜氏の作品には映画「有頂天ホテル」以来16年ぶりの出演となるという。

役どころについて「法皇様には振り回され、困惑させられる事も多々ありながら自らの想いは胸に秘め、政治と朝廷に関わっていく兼実を演じさせていただくのはとても楽しいです。こんなに位の高い役をいただいた事がなく、また初めての大河という事で私自身相当浮足立っておりますが、しっかりと地に足をつけて兼実を演じられればと思っております」と意気込んだ。「西田(敏行)さん演じる法皇様のカットがかかるまでのアドリブに笑いを堪えるのが大変です。とにかく最高です」と明かした。

小栗旬が主演し、三谷氏が脚本を手がける61作目の大河ドラマ。野心とは無縁だった青年・北条義時(小栗)が鎌倉幕府の頂点に上り詰める姿を描く。

先月16、17日には第5次出演者発表が行われ、北条泰時を坂口健太郎、北条時房を瀬戸康史、比奈を堀田真由、八田知家を市原隼人、源実朝を柿澤勇人、後鳥羽上皇を尾上松也が演じることが明らかになっていた。