女優高橋ひかる(20)が7日、都内で行われた「日生劇場ファミリーフェスティヴァル2022 NHKみんなのうたミュージカル『リトル・ゾンビガール』」の歌唱披露イベントに出席し、初ミュージカルへの意気込みを語った。

ミュージカルをはじめ舞台出演も初ながら、主演の大役を務める。「そんなに初が多かったんだってドキッとしました」と語り「歌の力ってすごいなと、もともと感じていたので、みなさんに何かお届けできるものがあればと思っています。楽しませてみせるぞという気持ちでいっぱいです」と力を込めた。

同作は森の奥で暮らすゾンビの小さな女の子、ノノと、おとなしくて心優しい人間の男の子、ショウの友情物語。森に住むゾンビと街に住む人間の対立関係の中で葛藤する2人の行方を描く。高橋は熊谷彩春(21)とダブルキャストでノノ役を演じる。舞台出演については、先輩らからのアドアイスもあり「漠然といつかやってみたい気持ちはあった」と語った。オファーを受け「こんなチャンスはないですし、ぜひノノを演じさせていただきたいなと思いました。稽古も初めてなので、何が学べるのかは全くまだわかりません。みなさんに助けていただきながらしっかり頑張っていきたい」と意気込んだ。

同作は20年に上演予定だったがコロナ禍で中止となっていた。高橋と共に主演を務める熊谷は「悔しい思いをしたが、またお届けできることを本当にうれしく思っています。コロナで分断されている時だからこそ、幅広い世代の方に見ていただけたらと思います」とあいさつした。今回は8月の東京公演を皮切りに千葉、兵庫、大分、岩手、大阪の全国5都市7カ所での上演、小学生を対象とした無料招待公演も長野、香川、愛媛、熊本、山口、山形、秋田、新潟の8都市で実施。熊谷は「本当にたくさんの全国各地を回らせて頂けるということで、ミュージカルに触れたことのないお子さんにも来て頂いて、こんな世界があるんだ、何か新しいもの、新鮮なものを感じて頂けたら」と話した。

イベントには2人のほか、ダブルキャストでショウ役を演じる石井杏奈と乃木坂46の伊藤理々杏、エハラマサヒロ、石田佳名子、コング桑田、大和悠河も出席。普段は芸人としても活躍するエハラは「どうも舞台俳優のエハラマサヒロです。ミュージカルに出たくて20年前に吉本興業に入ったので、やっと夢がかなったなと思います」と笑いを誘い「人前で何かを表現することが好きで、すごくうれしいなと思っています。いろんな意味で盛り上げられたらいいなと思っていますので、よろしくお願いします」とあいさつした。

東京公演は8月20日から28日まで千代田区の日生劇場で行われる。