「花束みたいな恋をした」で、話題賞の俳優部門を受賞した菅田将暉(29)の前に、菅田がフジテレビ系ドラマ「ミステリと言う勿れ」で演じる久能整のコスプレをした、昨年度受賞者の小栗旬(39)がプレゼンターとして登場。会場の笑いを誘い、全ての話題を持って行った。

小栗は「受賞、おめでとうございます。皆様、どうも、小栗旬です。今日は、ちょっと、たまたま撮影中のドラマの現場から、そのまま来たので、こういう形になっちゃいましたが今週、第10話も放送されるのでご覧くださったらうれしいです」と呼び掛けた。

優秀主演男優賞も受賞した菅田は「ありがとうございます。ちょっと、言葉の出ない登場に、ビックリしていますけれども」と笑った。その上で「この世界に入る前から、ずっと話題の中心だった小栗旬という人が、いまだにこんな最前線でエンターテインメントと戦っていることに感動しております」と感謝した。

そして「花束みたいな恋をした」の公開当時が、コロナ禍の緊急事態宣言下だったことに触れ「僕らも宣伝活動をしながらも、劇場に来て下さいと一言も言えなかった。カンペに、その文字にバッテンされているのを見て、そうだよなぁと思いながらも、どこか、もどかしい気持ちでいっぱいだった。たくさんの方に結果、見ていただけて、ホッとしております」とあいさつした。その上で「小栗さんも、ありがとうございます」と小栗にも感謝した。

作品部門には「シン・エヴァンゲリオン劇場版」が、最優秀アニメーション作品賞と併せて受賞した。話題賞は、ニッポン放送「オールナイトニッポン」リスナーの投票をもとに、今年、最も話題を集めたと思われる作品と俳優に贈られる。