Creepy NutsのDJ松永(31)が12日、東京・有楽町のニッポン放送で、「新潟のつかいかたキャンペーン」師弟トークライブを行った。

松永のDJの師匠で現在は農業を営むDJ CO-MAこと駒形宏伸氏とともに、故郷・新潟の魅力を語るトークイベント。ともにDJ世界一を決める大会「DMC」チャンピオンの経歴を持つ旧知の2人が、思い出話に花を咲かせた。

松永はDJを目指し高校を中退後、駒形氏が開く地元のDJスクールに通ったという。駒形氏は「とんでもないやつが来たなと思った。真横に雪が降る中、短パンとサンダル」と驚きのスタイルで現れた当時の松永を回想。一方で、DJへの熱量には目を見張るものがあったといい「こうした方がいいよと言っても、どこ見てるか分からない。大丈夫かなと思っていたけど、翌週には完璧にできていた。同時に来ていた子たちより、明らかに違うスピードで上達していった。本気なんだなと思った」。松永は「学校を辞めたから、これやるしかない。家で練習して習得して、また会った時に驚かせたいと思った」と当時を振り返った。

駒形氏は、情に厚い松永の人柄も紹介。自身が日本大会で敗れた際には自分以上に号泣していたといい、「こっちが泣きたいのに、松永がボロッボロ。意外と情に厚い。泣くタイミングがなくなった」。松永も同時に出場したが「自分はビリくらいだったけど、そんなことより師匠が負けたことがショックすぎて」と照れ笑いだった。

音楽で生活するため、21歳で上京した。意気込んで東京に来たものの都心の家に住むことはできず、松永は「ワンルームの上板橋。20年間の現時点が、これかと」。現在は音楽、バラエティー、ラジオと多方面で活躍し「今は音楽で飯が食えるようになって、2LDKになった。頑張ってきてよかった。豪邸っすね」と笑った。