木村拓哉(49)主演のテレビ朝日系連続ドラマ「未来への10カウント」(木曜午後9時)の初回が14日に放送され、平均世帯視聴率が11・8%(関東地区)だったことが15日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は6・6%だった。

生きる希望を失った桐沢祥吾(木村)が、高校ボクシング部のコーチに就任したことで再生していくさまを描いた青春群像劇。

第1話は…。高校時代にボクシングで4冠を達成する功績を打ち立てながら、その後は度重なる不運に見舞われ、生きる希望を失ってしまった桐沢。ピザの配達アルバイトで食いつなぐ一方、「いつ死んでもいい」と口にする日々を送っていた-。

そんな彼をなんとか元気づけようとしていたのが、高校時代に共にボクシング部で汗を流した親友の甲斐誠一郎(安田顕)だった。だが、桐沢はあの頃とはまるで人が変わり、頑として明るい未来を想像しようともしない。甲斐は、母校・松葉台高校ボクシング部の元監督・芦屋賢三(柄本明)に相談し、桐沢を芦屋の後任監督に抜てきしようとする。もちろん、桐沢本人は至って後ろ向きだが、恩師である芦屋から土下座までされ、監督ではなく“臨時コーチ”として母校に舞い戻る。

松葉台高校は昔と違って東大合格者も出す進学校。ボクシング部も弱体化していた。しかも、校長の大場麻琴(内田有紀)はボクシング部をつぶそうと画策していた。そんな中、突然顧問に任命された古文教師・折原葵(満島ひかり)も、ボクシングへの思い入れや知識がまるでない。

そんな中、桐沢がかつて4冠を達成した人物だと知った部長の伊庭海斗(高橋海人)はいきなり公開スパーリングを申し込んだ!?