「ViVi」(講談社)専属モデルの嵐莉菜(17)が20日、都内の日本外国特派員協会で行われた、初出演&主演の日仏合作映画「マイスモールランド」(川和田恵真監督、5月6日公開)会見に出席した。嵐は劇中の恋愛シーンについて聞かれ、共演の奥平大兼(18)と顔を見合わせ、両手で顔を押さえるほど照れた。
「マイスモールランド」は、嵐演じるクルド人の家族とともに幼い頃から日本で育つ17歳のサーリャが、あるきっかけで在留資格を失い、同世代の日本人と変わらない、ごく普通の高校生活を送っていた自身と、家族の日常が一変してしまう。そんな過酷な環境の中、奥平演じる東京に住む日本人の少年・聡太との出会いをきっかけに、アイデンティティーに葛藤しながらも成長していく物語。
質疑応答の中で、ドイツ在住経験があるという参加者から「映画は青春物語でもある。恋愛を描いており、芽生えつつある恋をよく演じられている。気まずい雰囲気も含め…現場は、どういう感じだったか?」と質問が出た。
まず、奥平が「はっはは」と笑った上で「特別、こういうのをしたというのはない。撮影当時、学生だったので過去の恋愛を思い出しながら、やっていましたかね」と語った後、嵐と顔を見合わせて笑った。
嵐は両手で顔を押さえ、照れ笑いを浮かべた後「私も意識したところはない。ワークショップでピクニックをして、趣味の話をしたり仲を深める機会になった。仲良くなったんですけど…付き合う前のよく分からない関係(を演じたシーン)は私自身、ドキドキしたところはあります」と振り返った。
また質疑応答の中で、嵐が実の家族と一緒に出演したことについて、感想を問う質問も出た。嵐は「家族で出演。私が受かって、次に父、弟、妹…監督も私も、家族全員が出演と思わなくてビックリ。家族だからこそ、出た演技もあると思う。家族全員の宝物になった」と笑みを浮かべた。
日本、ドイツ、イラン、イラク、ロシアの5カ国のルーツを持つ嵐には、家族でクルド語を学んだかと質問が出た。嵐は「もちろん、家族はクルド語を全く知らなかった。私はトルコ語を話す役だったので、空いている時間に先生によるリスニングを勉強した。父はトルコ語を話せるので、発音のチェックをお願いしました。彼(父)はイラン人…知っている部分もあるので練習し、家族全員でクルドの文化に触れました」と説明した。
「マイスモールランド」は、是枝裕和監督(59)率いる映像制作者集団「分福」の新人・川和田恵真監督(30)の商業デビュー作。世界3大映画祭の1つ、ベルリン映画祭ジェネレーション部門に正式招待され、アムネスティ国際映画賞スペシャル・メンション(特別表彰)を授与された。アムネスティ国際映画賞は、国際人権NGOアムネスティ・インターナショナルが、ベルリン映画祭の全部門の作品から人権問題をテーマにした作品に対して2005年(平17)から授与しているもので、邦画は初めての授与となった。



