NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土曜午前8時)の22日に放送された第10話の平均世帯視聴率が16・3%(関東地区)だったことが25日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高記録は第5話の17・0%だった。個人平均視聴率は9・0%だった。

沖縄の料理に夢をかけた料理人を目指す沖縄生まれの主人公、比嘉暢子(黒島結菜)と、支えあうきょうだいを描いた物語。タイトルの「ちむどんどん」は、心がワクワクすることを意味する。ヒロインの父親を大森南朋、母親を仲間由紀恵、きょうだいを竜星涼、川口春奈、上白石萌歌、が演じる。主題歌はドラマの舞台となる沖縄県出身の歌手三浦大知が書き下ろしたオリジナル楽曲「燦燦(さんさん)」が歌う。

あらすじは、東京の遠い親戚からの申し出は、「4人のこどものうち、ひとり預かってもいい」というものだった。誰を行かせるべきか。家族と離れるのは誰なのか。本当は4人のきょうだい、誰も行きたくはなかった。悩む優子(仲間由紀恵)。さまざまな葛藤の末に、暢子(稲垣来泉)が自ら「東京に行きたい!」と…。

そして、やんばるを去る史彦(戸次重幸)、和彦(田中奏生)とともに、暢子が家族と離れる日がやってきた。暢子がバスに乗って去っていき、きょうだいがバス亭で見送る。すると、きょうだいが走り出し「行かないで」と叫ぶ。暢子はバスを止めてきょうだいと抱き合う。優子は「ごめんなさい。ここで一緒に幸せになろう」とみんなに謝る。暢子の東京行きはとりやめになった。

それから7年がたち、1971年(昭46)。暢子(黒島結菜)は成長し、新しい物語が始まる。