タレント上沼恵美子(67)が25日、パーソナリティーを務めるABCラジオ「上沼恵美子のこころ晴天」(月曜正午)に生出演した。

番組冒頭で「私事で申し訳ないですけど、この年やから勘弁してください。愛犬が土曜日の早朝に他界しました。永眠しました」とを明かした。

上沼は23日の土曜日に行われた24日放送の読売テレビ「気になる情報のウラのウラ 上沼・高田のクギズケ!」(日曜午前11時40分)の収録を欠席していた。愛犬が亡くなったショックで同番組の収録に出席できなかったことを明かした。

愛犬のフレンチブルドッグを飼い始めたとき、未熟児で腸も弱い子だったので、寿命は8年ぐらいだと言われていたが、輸血などで寿命が4年延び、12歳で亡くなったという。

「やがてやってくることは分かっていた。私の人生で犬が途切れたことはないんです」。ビーグル、ラブラドルレトリバー、トイプードル…。

「個人的なことで恥ずかしいですけど、60歳を過ぎて、心が老けているのかな。力があまりなくて、民放のほうでもめることもありまして、もう忘れたわ。社長賞のトロフィーかち割ったりして、そうやってバランスを取ってきた。そんな中、一番支えてくれたのはこの子、ベベなんです。人間以上のつながりがあった」

約1週間前に貧血の症状が出て、輸血をした。自宅での看取りの際、抱き締めていた。「すごい呼吸が荒くなるのは、しんどいですね。口があき、目が大きくなり、苦しそう…」。愛犬との最期の別れを思い出し、号泣した。

「土曜日の夕方にお骨になって帰ってきました」と声をつまらせ、「ごめんなさい。これから立ち直ります。ベベに負けたくないから、どんなことがあっても」と気丈に話した。