俳優木幡竜(45)が5日、都内で、映画「生きててよかった」(鈴木太一監督、13日公開)の上映イベントに出席した。

中国を拠点に映画やドラマに出演する木幡は日本映画のアクションについて、「世界中の映画がどんどん生っぽくなっていると思う。日本のスタントマンも、”追いつけ追い越せ”で、先端のことをやっていると思います」。同作については「役が悶々としている人間なので、そのモードでいる方が大変で、精神的につらすぎて、体力がつらいのを忘れてしまってました」と撮影をふりかえった。

トークイベントでは、同作と昨年公開された映画「ベイビーわるきゅーれ」俳優陣がコラボ。共通点について、アクション監督の園村健介監督(41)は「同時期に撮っていて、撮影場所も同じ」という。園村監督は「自分が気を付けているのは、ある程度格闘技が認知されている時代でもあるので、アクションだけだと好きな人に食い付いてもらえない。だから格闘技が好きな人にも楽しんでもらえる作品を目指している」と語った。 

また、作品について「昨年の『ベイビーわるきゅーれ』はエンタメ性が強く、今回はアクションとヒューマンドラマというテーマ。主人公に気持ちを重ねられるような、心情がなるべく動きとして、わかりやすいものにしました」と作品への思いを明かした。

同作は、長年の闘いが体をむしばみ、ドクターストップによって強制的に引退を迫られたボクサーが主人公。闘うことに取り憑かれた男の狂気と愚直なまでの生き様を描く。

三元雅芸(45)伊澤彩織(28)も出席した。