なにわ男子の道枝駿佑(19)主演の日本テレビ系連続ドラマ「金田一少年の事件簿」(日曜午後10時半)第3話が22日、放送され、世帯平均視聴率が6・1%(関東地区、速報値)だったことが23日、ビデオリサーチの調べで分かった。個人視聴率は3・4%だった。

第1話は世帯7・8%、個人4・5%。同ドラマは4月23日に発生した北海道・知床での海難事故を受けて第2話の放送を延期し、代替で5月1日に放送された堂本剛主演の同作第2シリーズ「悪魔組曲殺人事件」(96年7月13日放送)は世帯5・0%、個人2・9%だった。5月8日放送の第2話前編は世帯6・2%、個人3・6%、同後編は世帯6・7%、個人3・9%だった。

同作は週刊少年マガジン連載の同名大人気漫画を原作とした謎解きミステリー。今回が95年の初放送から5度目の新作。5代目金田一一(はじめ)を道枝が演じている。

第3話は「白蛇蔵殺人事件」。家族で旅行中の一(道枝駿佑)と美雪(上白石萌歌)は、とある殺人事件の犯人を追う剣持警部(沢村一樹)と遭遇する。訪れた白蛇村は、旅館のおかみ、鏡花(りょう)によると、白い蛇を神様の使いとしてあがめているという。

合流した3人は、怪しげに顔をマスクで隠した男が隣接する酒造に入っていくのを目撃する。そこは白神家が代々営む造り酒屋「白蛇酒造」で、今は音松(小野武彦)が社長として酒蔵を守っていた。

男はその家の次男、蓮月といい、5年前の火事により行方不明だったものの、失った記憶が戻り2カ月前に帰宅。火事の後遺症で顔や声は変わったが、DNA鑑定で血縁関係は証明済みらしい。身元がはっきりした事で、とりあえず引き下がった一達は、杜氏(とうじ)見習いの鷺森(岡山天音)の案内で、職人の黒鷹(寺島進)達が作業する酒蔵を見学することに。

しかし、その先でたるの中に浮かぶ蓮月の死体を発見して…。