塚本高史(39)が18日、東京・池袋シネマ・ロサで行われた主演映画「京都カマロ探偵」(吉田由一監督)舞台あいさつで、02年に出演し、03、06年に映画化もされたTBS系ドラマ「木更津キャッツアイ」のように「京都カマロ探偵」をシリーズ化することを誓った。

塚本は劇中で、自称探偵のフリーター釜田麻呂を演じた。愛車のカマロだけが自慢で、京都の焼き肉屋でバイトをしながら朝井大智(36)演じる格闘家の幻之助、山崎裕太(41)演じる天才ハッカーの山垣健太と気ままな毎日を送っている。その中、お気に入りのキャバ嬢から「失踪したパパを一緒に探して!」との依頼を受け、ノリで請け負い、事件に巻き込まれる役どころだ。

塚本は「前菜、序章のようなもの。これで知ってもらって、面白いなと思っていただければ、どんどん、どんどん続いていく」とシリーズ化を熱望。「この時代に群像劇というか、わちゃわちゃしたもの、男が見ても異性が見ても憧れられるような、楽しそうだなと思える作品が少なくなっている。刑事ものとか医療もの、難病もの…愛じゃねぇ、恋じぇねぇって言ってるじゃないですか?」と、現代の映画、ドラマのジャンルが偏りがちだと疑問を呈した。

その上で「ラブや友情も入っているけど、男は、こういうので盛り上がるんだ。女性の知らないところで、いいなと思えるものが続けていければいいな。SNSに面白いと上げてもらえれば、続いていくと思うので」と「京都カマロ探偵」に自信を見せつつ、観客に口コミを求めた。

そして「かの名作『木更津キャッツアイ』は低視聴率ドラマですからね、最初は。皆様の口コミ、DVDが売れ、面白いぞとなってから、あれだけなった」と胸を張った。山崎から「第2の『木更津キャッツアイ』作り出しましょう!」と声をかけられると「キャッチコピー、なるね」と、まんざらでもない笑みを浮かべた。

この日は、麻呂のヤクザの異母兄弟・木村祐吉を演じた、木村祐一(59)も登壇した。