米映画「氷の微笑」(1992年)で一躍セクシースターの座に躍り出た女優シャロン・ストーン(64)が、過去に9人の子供を流産していたことを告白した。

きっかけは、米ピープル誌が人気番組「ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ」に出演するダンサーのピータ・ガトロイドが流産を告白した記事をインスタグラムに投稿したこと。これに反応したストーンは、「私たち女性には、この喪失の深さについて話し合う場所がありません」とコメントを書き込み、自身も9人の子供を流産したことを明かした。

「肉体的にも精神的にも小さなことではありませんが、ある種の挫折感とともに1人でひそかに耐えるものと感じさせられている」と述べ、必要なのは思いやりや共感、癒やしだが実際にはそれが享受できていないと訴えた。ストーンは、10代の時に妊娠、中絶を経験したことを告白してており、実子はおらず、3人の子供を養子に迎えている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)