福山雅治(53)と是枝裕和監督(60)が、映画「三度目の殺人」以来、5年ぶりにタッグを組んだ。「ジャパネットウォーター 富士山の天然水」のCMを撮影し、1日から全国放送される。

福山が自らオファーしたことで実現した。「命の源となる水。その絶対的な事実をCMとしてどう表現するかを考えた時、人間の本質を描く作品を多く撮られている是枝さんに、是非とも『地球の命の根源』を表現していただきたい」という思いだったそう。撮影スタッフも「そして父となる」や「三度目の殺人」を撮影した“是枝組”が再集結した。「めったにCMは撮らない」という是枝監督にとっては3年ぶりのCM撮影で「ベイビーブローカー」でカンヌ映画祭エキュメニカル審査員賞を受賞後初の映像作品となった。

久々の再会とは思えない息の合った会話を繰り広げ、映り込む雨粒の量にまでこだわって何度も撮影したという。撮り終えた福山は「今回のCMのため、実際にお客様の目線で商品を確かめておきたいと考え、撮影前にウォーターサーバーを購入し、美味しさを確認してCM撮影へ臨みました。最初に水を飲んだ時に、すごく“きれい”な水だと感じました。撮影で富士山の大自然を体感し、実際に工場も見学し、『この水のきれいさにはすべてハッキリとした理由があるんだ』と非常に納得できました。撮影を通して気持ち良く富士山という大自然を体験できました。命の源である水を富士山で体感できたことが楽しかったですし、映像として美しい形で表現できていると思います。是枝組の阿吽の呼吸の中でまさに“映画”と言えるようなCM作品に仕上がっていると思います」とコメントした。