タモリ(76)が司会を務めるテレビ朝日系の特別番組「タモリステーション」が、1日午後8時30分からカーリング特集を放送する。サブタイトルは「タモリ、カーリングを勉強する。」。

北京五輪のカーリング女子で日本初の銀メダルを獲得したロコ・ソラーレ。その生誕地・北海道北見市常呂町をタモリが初めて訪問。メンバーと町を歩きながら、町の魅力やチームの強さの秘密をひもといていく。郵便ポストやタクシーなど、さまざまなところにカーリングマークが描かれていて、町とカーリングが“一体化”していた。

ロコ・ソラーレ代表理事の本橋麻里氏が常呂町でロコ・ソラーレを立ち上げたのは2010年(平22)。当時、町内には世界を目指せるようなチームはなく、競技を続けるなら故郷を出るしかないという状況だった。「町に選手たちの受け皿を作りたい」。そんな思いでチームを発足。14年に吉田知那美選手、翌15年には藤澤五月選手が相次いで加入。だが、当時は2人とも大きな挫折を抱えていた。一体、本橋氏はどんな言葉をかけたのか。また、2人を迎え入れた吉田夕梨花、鈴木夕湖の両選手らはどんな思いだったのか。これまで明かされなかった話が続々と飛び出してくる。

常呂町にカーリングを伝えた“カーリングの父”こと、小栗祐治氏の軌跡もたどる。88歳で亡くなった小栗氏は生前、本橋氏らの才能を見いだし、カーリングの基礎を徹底的にたたき込んだ。「常呂町からオリンピック選手を送り出す」。その遺志を継いだのが本橋氏だった。

スタジオには巨大なカーリングリンクを設置。タモリも実際にプレーをする。ゲストは本橋氏、平昌五輪のカーリング男子日本代表山口剛史氏、木村佳乃、さまぁ~ず三村マサカズ。ロケとトーク、VTRなどでカーリングの魅力を徹底的に深堀りする。