Sexy Zone佐藤勝利(25)が、黒柳徹子(88)主演の朗読劇「ハロルドとモード」(9月29日~10月13日、東京・EXシアター六本木ほか)に出演することが3日、分かった。2人は初共演で、佐藤は朗読劇初挑戦となる。

71年に米映画が公開され、その後舞台化された作品。破天荒に生きる79歳のモードと、愛を渇望する19歳のハロルド、正反対の2人がひかれ合うラブストーリー。黒柳は77年に来日公演を観劇して以来出演を熱望、20年に夢を実現させた。今回が3回目の上演で、モード役の黒柳はライフワークとして取り組んでいる。20年は生田斗真、昨年はジャニーズWEST藤井流星がハロルドを演じ、佐藤がバトンを受け継いだ。

佐藤は、黒柳や朗読について「小学生のころに毎朝、担任の先生が黒柳さんの『窓ぎわのトットちゃん』を朗読してくれました。トットちゃんがどんな子でどういう風景を見ていたのだろうかといったことを想像し、すてきな生き方だなあと思いました。今思えば、朗読によって想像力をかきたてられた初めての経験でした」と振り返る。

セット、衣装、照明、ピアノの生演奏などの演出効果にもこだわった朗読劇。佐藤は「朗読劇は初めての挑戦です。声だけで人物を表現できるということは、お芝居をする上である種の最終形のように思うので、新たな自分の表現を探す貴重なきっかけをいただけたと思います。記憶に残るような朗読劇をお届けできれば」と話している。

黒柳は「朗読劇は皆さまの想像力をいっぱいにさせる、すばらしいもの。ハロルド役は佐藤勝利さんにお願いいたしました。皆さんと共演できること、とてもうれしくすごく楽しみにしています」とのコメントを寄せた。演出はG2氏が務める。10月15~18日は大阪・ピロティホール。

◆ハロルドとモード 自分らしく破天荒に生きる79歳のモード(黒柳徹子)と、愛に飢える19歳の少年ハロルド(佐藤勝利)には、赤の他人の葬儀に参列する共通の趣味があった。何度か顔を合わせる2人は仲を深め、ハロルドはモードのパワフルさに引かれていく。生きる楽しさを学んだハロルドは、モードの80歳の誕生日パーティーを開く-。ほか、北乃きい、林田一高、近藤芳正、常盤貴子が出演。