明石家さんま(67)が、9日夜放送のMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」で、奈良市内での演説中に銃撃され、亡くなった安倍晋三元首相へのショックな思いを語った。

奈良で育ったさんまは、番組冒頭「大きな事件があったんで、朝からビックリしてしもて。それで奈良やって言うんで、私の実家のすぐ近く、なんですよ」と切り出した。

現場の近鉄大和西大寺駅は実家の近くだといい「せやから、知り合いが犯人やったらどうしよかと、いろんなことを心配してたんですよ」とも語った。

安倍元首相とは、首相就任前に、さんまの番組に出演したことがあるといい、番組内でアーチェリーの腕を競うことになったという。安倍元首相が学生時代にアーチェリー経験があり、得意としていたことから、04年アテネ五輪の銀メダリスト山本博氏を招き、さんまも指導を受けた。

が、山本氏は、さんまを見るなり「あ、ダメだ。猿腕だ」と、ダメだし。「猿腕はアーチェリー、アカンらしい」。このため、安倍元首相とは勝負にならず、盛り上がりに欠けて終わったという。

そんな縁もあって、さんまは安倍元首相に「親近感を勝手に持っていた」と言い、それだけに「まさかこんなことになるとは。それがね、おれの実家の近くということで」。

加えて、街頭での演説中の事件だけに「警備もな。でも、(容疑者は銃撃を)するような雰囲気の顔じゃなかったしな」とも口にし、いまだ信じられない様子。「いろいろな、ショッキングなことがないように」と言いつつ、安倍元首相の死去をいたんでいた。

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