ニッポン放送檜原麻希社長が13日、都内の同局で定例会見を行った。銃撃を受け67歳で亡くなった安倍晋三元首相について「偉大な、時代を作った方が亡くなった」と追悼した。

安倍氏は首相時代も含め、15~20年にかけて同局の新春対談に出演。リーチ・マイケル(16年)、つんく♂(17年)、岡田准一(20年)らを相手に対談放送を行った。また、ニュース情報番組にも多くゲスト出演した。

檜原社長は「何回も番組に来ていただき、私も立ち会わせていただいたが、打ち合わせなしで気さくに、しかも生放送に対応していただいた」と人柄をしのんだ。「いろんな思い出がありますが、エレベーターでショウアップナイターのポスターを見て『俺は関根潤三さんの解説が好きなんだよ』と言っていただいて、懐かしく思い出しております」。

また、「5月末に行われた松任谷由実さんの公演にもご夫妻でいらして、楽しそうにされていたのが印象深い」とした。

事件について「世界一安全な国といわれている日本で、起きてはならない事件が起きたという気持ちで大変衝撃を受けた。一報道機関としても、こういった事件に真っ向から向き合っていかないといけない」とし、安倍氏について「偉大な、時代を作った方が亡くなったと思います」と語った。

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