38歳の若さで亡くなった女優の中丸シオンさんの親友で、お笑いコンビを組んで「M-1グランプリ」などに出演した経験もある女優の幸田尚子(42)が15日、ツイッターを更新。「また会いたいな」と哀悼した。

幸田は「何を書いても今はまだ、気持ちはまとまらないのですが、中丸さんに出会えた奇跡を書きました。全然書き切れないのだけど」と、長文を公開。劇団メンバーであり漫才の相方でもあった親友の中丸さんについて「美しくて、オモロくて、いつもみんなを笑顔にしてくれて。こんな素敵な人がこの世にいるのかと、出会った日から、いつもそう思って見てました。これからもその想いはずっと変わりません」とつづった。亡くなった知らせは数日前に受けていたというが、「正直まだ、しっかりとは現実だと思えていないです」と心境を明かした。

2015年にCM撮影の現場で出会って意気投合し、それから親交を深めていったという。お笑いコンビ「幸丸事件」は幸田から声をかけて結成したといい、「M-1、キングオブコントは2回戦までは勝ち進んだりした。2人でオドオドしながら受付して、意外と笑いを取れた本番の思い出。忘れられないわねシオンさん。予選終わって、会場近くの喫茶店で結果を待ちながら、シオンが『私、こんなに笑って貰えたの人生で初めてよ、やって良かった、ありがとう』と言ってなぜか大号泣し始めたから、私はそれを見て大爆笑した。でも、心底嬉しかったな」と振り返った。

また、演劇ユニット「モジリ兄とヘミング」を旗揚げし、女優としても「ガチの戦友」だったという。「本当に、もう、貴方は、いってしまったの、、、?寂しいよ」と幸田。「自分の苦しみは人に見せず、人の苦しみに目を向けて、おいおい悲しんでくれるような人でした」と人柄をしのび、「私がこの世から去る時にも、改めて、シオンありがとうって、言わせて欲しい。そして、あちらで、また会いたいな。会ってくれるかな。しおん、安らかに」と悼んだ。